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| 説明: |
ショウガ科ウコンの塊根をただちにまたは熱湯で処理後を乾燥したものです。
【性・味・帰経】：性寒、味辛･苦；帰心･肝･胆経
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| 成分: |
黄色色素(油脂に溶けるクルクミン)、香辛成分として1-5%の精油(ターメロール、フェラドレン)、たんぱく質、脂肪、でんぷん、繊維、灰分を含有します。 |
| 効果: |
活血止痛･行気解鬱･凉血清心･理気去オ･利胆退黄などの作用がある。 |
| 応用: |
疏肝･解欝･止痛の重要薬である。
1.肝気鬱滞、血瘀内阻による胸痛、腹痛、側胸部、季肋部の脹痛、生理不順、生理痛、癥瘕痞塊などの証候に用いる。鬱金は疏肝行気をして解鬱し、喀血祛瘀をして止痛するわけである。胸痛、腹痛、側胸部、季肋部の脹痛には、丹参、柴胡、香附子、枳殻などを、肝鬱有熱、生理が来る前の腹痛には、柴胡、香附子、当帰、白芍などを配合する。例：宣郁通経湯。側胸下の癥塊には、丹参、鼈甲、沢蘭、青皮などを併用する。
2.湿温病の濁邪が清竅を覆うことによる胸部、上腹部のつかえ、意識不清、および痰気壅阻、閉塞心竅による癲癇、あるいは精神分裂症などの証候に用いる鬱金の凉血清心、行気開鬱の効能を利用するのである。前者に対して、よく芳香開竅の菖蒲と喀痰清心の竹瀝、山梔子、連翹などを配合する。例：菖蒲鬱金湯。後者に対しては、よく痰涎を除去する作用がある明礬を配合した白金丸を使用する。
3.肝鬱化熱、血熱妄行による吐血、鼻出血、血尿および女性経脈の逆行などの証候に瘀滞を兼ねるものには、生地黄、牡丹皮、山梔子、牛膝などを配合して使用する。オ血による月経痛にも用いる。
4.その他、鬱金は黄疸、胆石症にも用い、よく茵蔯、山梔子などを配合して利胆し、黄疸を改善する。
5.泌尿器系疾患に使用する。腎結石等による腎臓部痛に欝金の利尿鎮痛作用を利用し、利尿滲出薬を配合して使用する。
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| 注意: |
1.欝金には広欝金と川欝金があり、広欝金(黄欝金ともいう)は主として広西産で、川欝金(黒欝金ともいう)は主として四川産です。両者の効能はほぼ同じで、一般に広欝金をよく使用する。川欝金は薬性が温和で、オ血を除去するが元気を消耗しないのが特徴で、虚弱者に使用するのがよい。
2.習慣上丁香とは併用しない。
3.肝欝に対して、柴胡が必要ではあるが、激しい燥性による悪影響のおそれがあるときには、欝金に白芍を配合して代用する。 |
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