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説明: |
バラ科 Rosaceae 梅 Prunus mume Sieb. et Zncc.(ウメ)の未成熟の果実を乾燥したものです。
【性・味・帰経】:性平、味酸;帰肝・脾・肺・大腸経
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成分: |
Succinic acid, citric acidなどや青酸配糖体のアミグダリンなどを含有 |
効果: |
斂肺、渋腸、生津、安蛔などの作用がある。 |
応用: |
五味子とほぼ同様に用いる。ただし、止瀉・止血の効果は五味子よりすぐれている。
1.肺虚による慢性咳嗽に用いる。[肘後方]では烏梅、罌粟殻、半夏、杏仁、阿膠などを配合した一服散は、肺虚による慢性咳嗽に効果がある。
2.慢性下痢に用いる。肉豆蔲、訶子、罌粟殻などを配合する。例:固腸丸。[聖恵方]の烏梅丸は、黄連を配合して、赤痢に使用すると述べている。
3.虚熱による消渇に用いる。烏梅の薬性である酸は生津することができる。たとえば、[簡要済衆方]には、豆豉 を配合し煎服し、消渇、煩悶に使用すると述べられている。虚熱による煩躁、口渇には、天花粉、麦門冬、葛根、人参などを配合する。例:玉泉丸。
4.回虫症の腹痛、嘔吐に用いる。古人は、「回虫は酸に合うとおとなしくなり、烏梅の味は酸であるから、回虫による腹痛に効果がある」としている。たとえば[傷寒論]の烏梅丸は、細辛、花椒、乾姜、黄連などを配合して、前述の病症に使用する。
5.このほか、止血に用いる、内服して不正性器出血を治療する。外用しては、瘡毒を消し、魚の目、たこなどを治療する作用がある。
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使用: |
生薬、煎じ薬の一味として使用:3〜15g。 |
注意: |
1.薬性は酸渋であるので、表証あるいは実熱積滞があるときに使用してはならない。
2.烏梅は酸味があるので、胃酸過多には用いない方がよい。 |
注文
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